奈良津の家
Data
リノベーション
建設地:福山市奈良津町 延べ床面積:122.48m2(2F部分)

――奈良津の家

国道沿いの鉄骨3階建住居の2階部分をリノベーション。

40年近く前に建てられたとは思えない程、損傷箇所が少なく、また和室も美しい佇まいであった為、残せる部分はそのままにし、暮らしやすさにも重点を置いて既存部分と共存するようにプランニングを進めた。

玄関は御影石敷き、造作靴箱、巧な手作業による格天井等は解体するのが勿体なく、この既存部分をより際立たせられる玄関構えを心掛けた。

リノベーション前は2階最奥にキッチンが壁向きに据えてあったが、朝日のあたる南面に配置し、対面キッチンにすることで限られた空間で家族との時間を共有する場とした。

リノベの目指すところでもある「間取り制限の払拭」を意識し、キッチン周りは回遊動線とすることで自由度を高めた。

ダイニングテーブルとは別で窓辺にカウンターを設置し、軽食や読書が可能な場とした。

活動の場を切り替えることで、違った心持ちで愉しむことができる。

ダイニングの出入り口と寝室の出入り口を廊下を隔ててすぐ横隣とした。

廊下を挟むことで生活空間と切り離し落ち着きを与え、かつ最短動線を実現した。

仏間としてのニュアンスが強かった和室は内装を傷めないように注意してコンパクト化を図り、ご主人の趣味部屋としても活用が可能な幅を持たすことができた。

リノベーションとはいえ全ての配置を変えれば良いわけではなく、洗面・浴室に関しては設備・内装は一新したが従来の配置がベストであったので変更をすることはしなかった。

固定概念に縛られず、暮らしやすさを追い求めた結果、その目的を達成することができたように思う。

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